真っ黒け・・・

 

 

 

 モモの散歩はほとんどノーリード。左側についてめったに離れない。

ラヴィみたいにハナを鳴らして臭いを嗅ぎ回ることもない。

ベルのように風にゆれる草に突然飛びつくこともない。

だから安心してノーリードで歩く。

人間の速度より少し遅いぐらいでのーんびりとついて来る。

 

それが、ある日・・・夏休みの雨あがりの夕方、

私がラヴィ、長女がモモ、二女がベルのコンビで散歩に行った。

長女は私と違う道を行ったが、何せまわりは田んぼばかりで見通しがきく。

あれ〜〜〜長女と歩いているはずのモモの姿が全く見えない!

おかしい・・・

心配してラヴィといっしょに近づくと、

・・・モモは田んぼの真ん中にいた・・・

お腹まで埋まってこちらを見ている。

 

私:『モモ〜来い!』

モモ:『・・・・・』

反応がない!

何回呼んでも反応がない!

・・・たぶん叱られると思っているんだな・・・ 

 

長女と知らん顔して帰るフリをすることにした。

どんどん家の方向に歩いたが、モモはなかなか動かない。

どうしようかと考えながらも、歩き続けた・・・

ようやくこちらに向かってモモが走って来た!

といっても、道路を走って来るわけではなく、

ニコニコしながら飛び跳ねるように走って田んぼを3つ超えて来た。

私はモモを叱れなかった。あまりにも楽しそうに走って来たから・・・

子犬の時、叱られても叱られてもよく田んぼに飛び込んで

どろんこになってたモモ・・・

子犬の頃のことを思い出したのかな〜

 

モモが、私たちのところまで来て、からだをブルブルっとさせた。

私と娘のからだじゅうに泥はねが飛んだ。

シャンプーしたばかりできれいだったのに、

モモも私たちも・・・どろんこで『真っ黒け!』

 

 

 

backもどる                      つぎへnext